くらし情報『実家の相続を「放棄したい」理由、3位「管理が難しい」、2位「資産価値が低い」、1位は?』

実家の相続を「放棄したい」理由、3位「管理が難しい」、2位「資産価値が低い」、1位は?

その場合は、弁護士や司法書士に相談することがおすすめです。

調査結果の考察

調査結果を見ると、多くの人が実家の相続に伴う経済的負担を避けたいと考えています。固定資産税、修繕費、維持管理費など、相続後にかかるコストは膨大で、これを負担する余裕がない場合や、将来的な支出を考慮して相続放棄を選ぶことも一考の余地があります。

また、地方の不動産においては資産価値の低下は顕著です。地方の過疎化や経済の停滞により、不動産の市場価値が低下しているため、売却しても期待通りの収益が得られない場合が多いです。不動産市場の変動や地域の将来性に不安を感じることも、相続放棄の一因となります。資産としての魅力が乏しい不動産を持つことは、リスクと負担が大きく、これを回避するために相続を放棄するケースが増えています。

現代のライフスタイルでは、空き家の問題も深刻で、適切に管理されないまま放置されると、地域社会に悪影響を及ぼすこともあります。
このような状況を避けるため、単純に相続放棄を実施するのではなく、親が存命中に実家の処分について相続人同士で話し合うことが重要であると言えます。

(中村太郎氏)

調査概要

調査対象:実家の相続を放棄したいと思っている人
調査期間:2024年4月16日〜5月1日
調査機関:当協会調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:201人(女性124人/男性77人)

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