2021年8月21日 12:00
佐野勇斗、映画『かぐや様は告らせたい ファイナル』インタビュー ピンチを救ってくれた平野紫耀の存在
の前で泣くシーンは苦労したこともあって印象に残っています。
これは言い訳だと自分でもわかって言っていますけど、原作だと室内だったのが、映画だと外でのシーンになったんです。そこにちょっと引っ掛かりのようなものを感じてしまったのか、なかなか泣けなくて。
僕、これまで泣き芝居で泣けないってことがあまりなくて。大体、1、2回やったらOKになることがほとんどだったんですけど、今回は何回やっても(気持ちを)入れられなくて。「これはヤバイ……」ってなりました。僕の役者生活で初めての経験でした。
もちろん大切なシーンになるとわかっていたので、今まで以上に前日までに準備もして、「よし、これで大丈夫」って、なっていたんですけど、ダメでしたね(苦笑)。
そのときに紫耀ちゃんがすごくサポートをしてくれたというか。そのシーンは石上と会長との掛け合いのシーンでもあったので、紫耀ちゃんに助けられました。
ⓒ2021映画『かぐや様は告らせたい ファイナル』製作委員会 ⓒ赤坂アカ/集英社
泣き芝居って、泣く方も大変なんですけど、それを受ける相手側もすごく大変なんですよ。(泣く側に対して)めちゃくちゃ気を使うし、自分がやってしまったほんのちょっとしたことで相手の集中力を切らせてしまう可能性もあるので気が張るんです。