おとな向け映画ガイド 今週公開の作品から、期待以上に楽しめる3本をご紹介します。
江口のりこ、『半沢直樹』での鮮やかな登場といい、出演するごとに存在感増しています。助演女優賞候補に一票! あ、1シーンの出演ですが、高田純次も最高。場をさらってくれる怪演技です。
なんか、恐怖映画なのにオモロい映画の紹介みたいになってしまいましたが、実は、そうなのです。ヤマメと相方の中井(瀬戸康史)、そして霊が見えてしまう梓(奈緒)の三人に起こる怪奇現象は、恐い!けど笑える、けど恐い!というのがこの映画の醍醐味なのです。
『オフィシャル・シークレット』
2003年、イラクとアメリカや有志連合が戦ったイラク戦争。その勃発前夜のイギリスで起きた、国家機密漏洩事件を描いています。米英間の裏工作を暴露し、何とか戦争を避けたいと考えた勇気ある女性の実話です。
ともすれば政治的主張が前面にでそうな題材ですが、ハラハラ・ドキドキのエンタテインメント性も満点。オススメの映画です。
主人公のキャサリン(キーラ・ナイトレイ)は英国の諜報機関GCHQで働いています。といっても、中国語の書類を翻訳する地味な政府職員。ある日、GCHQに、アメリカの諜報機関NSAから、国連安保理の主要メンバーを盗聴するよう要請がメールで届きます。