BABYMETAL「METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN EXTRA SHOW LEGEND - METAL GALAXY」ライブレポート(DAY-2)
『METAL GALAXY』リリース以降に顕著なのだが、最近のBABYMETALのライブは文字通り目が離せない。レポート執筆のためにメモをとる時間すら惜しい。ちょっと視線を落としている間にメンバーがどんなパフォーマンスを見せるのか、どんな演出が展開されるのかと考えると気が気でない。これはもう、ひとつの名作映画のようなものだ。巨大スクリーンとメインとなる可動式ステージは当然離れたところに位置するものの、ステージの壁面もスクリーンになっているため、3人が画面のなかでパフォーマンスしているように見える。それも映画を観ているような錯覚に陥らせる理由のひとつになっていたと思う。BABYMETALのショーはもはや芸術作品――「何を大げさな」と笑うかもしれないが、あの場に居合わせた人間なら真顔でうなずいてくれるはずだ。
2日間の演奏を聴き比べて感じたのは、東の神は非常にタイトで正確なプレイが特徴的で、それに対して西の神は実にダイナミックな演奏で聴かせるという、甲乙つけがたい魅力があるということ。
しかし、BABYMETALとサポートダンサーたちは、このタイプの異なるグルーブにきっちり合わせたパフォーマンスを完遂したのである。