京橋にアートの新名所誕生! 「アーティゾン美術館」で開館記念展が開催中
という7つの視点からアートを掘り下げていく。
5階では、人が身の回りを飾りたいという欲望から生まれた「装飾」のアートに始まり、多様な造形を整理しスタンダードを確立した「古典」、人間の欲望や欲求の源となる「原始」、ふとした時に立ち現れる「異界」をテーマに持つ作品を紹介していく。
第2部「アートをさぐる・装飾」イランテペ・シアルク《幾何文台付鉢》紀元前4千年紀ほか
第2部「アートをさぐる・古典」小杉未醒(放庵、放菴)《山幸彦》1929年
第2部「アートをさぐる・異界」古賀春江《素朴な月夜》1929年ほか
続く4階フロアでは、聖なるものと俗なるものを併せ持つ「聖俗」、自画像や街の風景を描きとめた「記録」、そして、人と人との出会いによって生まれるアートの「幸福」をテーマに展示は締めくくられる。
第2部「アートをさぐる・聖俗」《洛中洛外図屏風》江戸時代・17世紀
第2部「アートをさぐる・記録」小出楢重《帽子をかぶった自画像》1924年ほか
第2部「アートをさぐる・幸福」青木茂《わだつみのいろこの宮》1907年ほか
今後のアーティゾン美術館では、鴻池朋子が石橋財団コレクションと“共演”するインスタレーションを発表するほか、ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館展示帰国展など、現代美術の紹介も積極的に行なっていく予定。