こんなときだから生まれた、完全リモート映画。行定勲監督インタビュー
という提案があって、この企画が生まれました。
こういう事変のときには音楽が速攻性があると言われていて、映像は後手に回ること多い。
でも、我々映画人にもやれることがあるのではと考えたんです。
――本作のアイデア(オチ)は、行定監督が思いつかれたのでしょうか?
はい、そこはそうです。
TwitterなどでZoomを使ったリモート飲み会をしている写真を目にしていて、コロナ禍の即時的な設定として採用しました。
基本的には大まかな脚本を私が書いて、その構成立てとキャラクターのディテールを脚本家に書いてもらいました。
――柄本佑さん、高良健吾さん、永山絢斗さん、浅香航大さん、アフロさん(MOROHA)、有村架純さんのキャスティングはどのように決まったのでしょう?
俳優たちも家に閉じこもっているんじゃないかと思って、高良健吾に今の気分を聞いてみたところ、「何か出来ないかと思っていました」という彼の言葉をもらえたんです。
それで、信頼できる俳優たちに声をかけさせてもらいました。
――出演のオファーをしたときのそれぞれの反応は?
みんな二つ返事でした。
MOROHAのアフロ君は役者の仕事をするのは初めてなのでかなりホン(台本)