こんなときだから生まれた、完全リモート映画。行定勲監督インタビュー
を読み込んで質問してきましたが、他の人たちは全く質問もなかったです。
ある意味、即興性を楽しもうという感じだったのではないかと思いました。
――ヒロイン役に有村さんを起用された理由は?
魔性性を感じない、純真さを感じさせる人がいいと考えていました。
意外性のある女優がいいのでは? と思って有村さんに声をかけました。
――それぞれのキャストが持ち込んだもの、アイデアなどがあれば教えてください
好きな映画を語るところはそれぞれのアドリブです。
そこをアドリブにすることで、『ラヴソング』(98年日本公開/監督:ピーター・チャン 出演:レオン・ライ、マギー・チャン 主題歌:テレサ・テン)以降の話の流れにリアリティが持たせられるのではないかと思っていました。――実際の撮影はどのように行われたのでしょうか?
全てリモートで、始まったら最後までカットはかけずに通しました。
それを録画して、最後にテロップだけ入れて、そのまま完成品にしました。
――全員がフレームから出たり、入ったりしますが、そのあたりは俳優に自由にやってもらう形だったのでしょうか?
一度だけリハーサルをしました。そこで思ったことを伝えました。