2020年3月21日 00:00
広瀬すずの超ハイテンション演技は必見 『一度死んでみた』が公開中
広瀬が演じる七瀬は、父・計のことが嫌いでしょうがなく、計の似顔絵を描いたサンドバッグを日々殴り、「臭い!」と言っては計の顔面に消臭スプレーを吹きかけるほどの徹底ぶりだ。テンション高く毒づくキャラクターを、鮮烈に演じている。
そんな広瀬演じる七瀬が嫌う父・計を演じているのは堤真一。製薬会社を経営しており、仕事に夢中過ぎて家庭を後回しにしてしまう父親だ。それも、かなりの変わり者ときている。彼が“演技派”であることは広く知られているが、抜群のコメディセンスを持った存在だということもまた周知の事実だろう。そして、計の会社の社員で、存在感が薄いため、“ゴースト”と呼ばれている松岡役に扮しているのが吉沢亮。これまでの作品における彼の姿からは想像もつかない“影の薄さ”、“存在感のなさ”を見事に体現している。
さらに、リリー・フランキー、小澤征悦、嶋田久作、木村多江といった存在が作品の中心に立つほか、松田翔太、でんでん、妻夫木聡、西野七瀬、城田優、佐藤健、古田新太、池田エライザ、竹中直人、志尊淳……などなど。これでもかと、次々に豪華俳優陣が姿を見せる。誰も彼もが一癖も二癖もある個性的なキャラクターに扮し繰り広げる、かつてないコメディエンタテインメントで、ぜひとも大いに笑っていただきたい。
『一度死んでみた』
公開中
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