2022年11月11日 18:00
【ライブレポート】『Grasshopper vol.6』the pullovers×umitachi×ひとひら×pavilion、多種多様な持ち味のあるバンドたちの共演
それらの残響音は観客を包み込み、暖かい空間を作り上げた。
umitachi
マイクスタンドやドラムセットにイルミネーションの小さな照明を巻きつけ、夜のテーマパークのような、煌びやかなステージを作り出す。1曲目にはゆったりとした『息をしている』を歌った。魅力あるマキノアンジュ(Gt/Vo)の歌に、サワ(Dr/Cho)の美しいコーラスが重なり、umitachiの世界観に引き込まれる。2曲目『maman』は民謡のようなテイストで、どこか懐かしさを感じる。
umitachiの楽曲は、聴く人の心に温もりを届けてくれる。それは、実家にいるような安心感をもたらした。曲が終わると暗くなり、イルミネーションがキラキラと光る。その中でドラムだけが先に元気よく鳴り出す。それに乗せて、マキノが「改めてこんばんは、umitachiです。よろしくお願いします」と挨拶した。そしてバンドメンバーが向き合い、マキノが「ワンツー!ワンツースリーフォー!」と声をかけて『恋をしようよ』が始まった。軽やかなリズムに、観客の体が小さく揺れる。
続いて演奏したのは、マキノとサワの綺麗なハミングが特徴的な『LIFE』。