くらし情報『今、大注目の映画作家!『水曜日が消えた』吉野耕平監督にインタビュー』

2020年5月11日 12:00

今、大注目の映画作家!『水曜日が消えた』吉野耕平監督にインタビュー

『水曜日が消えた』はどちらかといえば、出発点のひとつのアイデアから、どんな着地点になるかは無限に選択肢があるタイプのお話で、同じタイトルで、多分作る人によって千差万別の物語が生まれてくる。プロット段階でSFからスリラー、医療ものまで、さまざまな着地点が想像されたのですが、谷戸プロデューサーと相談しながら方向性を絞っていきました。僕自身は、基本的に自分の最初の観客(準備段階ではプロデューサー)に向けて作ることを考えていますので、そういう意味で、プロデューサーとの共作だと思っています。

今、大注目の映画作家!『水曜日が消えた』吉野耕平監督にインタビュー

『水曜日が消えた』
── 『水曜日が消えた』の主人公の男性は曜日ごとに人格が変わってしまう多重人格者。となるとミステリーやサスペンスを想像してしまいがち。でも、この作品はまったく違って、そういう境遇に置かれた人間の居場所とある生き方を描いています。

“多重人格”自体は、(フィクションの世界では)ある意味、説明不要の定番化した設定と言えますので、通常そういったストーリーがあまり描かない部分を広げたい、と思いました。もしも自分が多重人格のひとりだったとき、世界はどう見えるか……?その生活にどんな苦労や面倒があるだろうかなど、できるだけ小さな側面を膨らませることで、今までなかった物語としての面白さと新鮮味を出せたらと考えました。

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