北村匠海×伊藤健太郎「よく健太郎からは『匠海の声聞いたら泣けてきたわ』って言われます」
(北村)
「ちなみに、あのとき出てたキャストはみんな本番中1回は寝てます(笑)」(伊藤)
「大変な現場だったよね。でも、こういう話をしていると、あの頃を知ってる健太郎とこうやってまた映画を一緒にやれて本当に良かったなと思う」(北村)
「お互いまだまだだけど、こうやって匠海の名前がいちばん最初にあって、自分の名前もあるのがうれしいし。DJブースで一緒に並んでプレイするシーンとか、カメラの前に立つだけでなんかグッと来るものがあった」(伊藤)
「お互い日本アカデミー賞新人俳優賞を獲れたのもうれしかった。同じ作品をやることはなかったけど、この4年間、ずっと健太郎がどんな仕事をしてるのかは見てたから。これからも健太郎とは刺激を与え合いながらやっていけたらなと思います」(北村)
とびっきりのコメディでありながら、『とんかつDJアゲ太郎』が何か甘酸っぱい青春の記憶を思い出せてくれるのは、北村匠海と伊藤健太郎というふたりの俳優が共に過ごした時間がスクリーンから溢れ出ているからなのかもしれない。
次世代を担うふたりの映画俳優の記録として、『とんかつDJアゲ太郎』はきっと多くの人の心に残り続けるはずだ。
撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明
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