くらし情報『マンションを売却した後の確定申告では減価償却が必要。計算のポイントを解説します』

マンションを売却した後の確定申告では減価償却が必要。計算のポイントを解説します

譲渡価額-取得費-譲渡費用=譲渡所得

※譲渡価額:マンションを売却した金額

※取得費:売却したマンションの購入額(仲介手数料含む)から、減価償却費を控除した金額

※譲渡費用:売却に要した仲介手数料等の費用

こうして計算された「譲渡所得」に対して課税されるため、マンションを売却した人は確定申告が必要になります。基本的にはマンションを買った金額よりも高い金額で売却できた人、つまり譲渡所得がプラスになった人が対象になります。

【2.取得費を求めるため】

確定申告をする際には譲渡所得が必要ですが、上記の式で計算するには所得費を求めなければなりません。ここで必要となるのが減価償却費です。先にご説明した通り、取得費用=マンション購入額とはなりません。減価償却を行った後の金額を当てはめますので、計算方法は以下の通りとなります。

40,000,000円-5,400,000円=34,600,000円

4,000万円で購入して10年が経過したマンションの取得費は、上記となります。もしこのマンションが3,000万円で売却できたとし、譲渡費用が90万円かかったとして譲渡所得を計算してみましょう。

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