【簡単解説】バリアフリーリフォームの減税、補助金、助成金とは
この時に掛かった工事費用は80万円。三分の一を目安とすると26万円なのですが、補助金の上限があったので実際の補助金額は18万円でした。
車いす生活になると従来のトイレでは不都合が生じます。車いすで室内のトイレを使用するには、入り口の幅を広くする必要がありますし、入り口のドアも引き戸にしないと使えません。
さらには、トイレ内で車いすごと転回できるスペースを確保しないと、使い物ならないと考えられます。
このようにどうしても大掛かりな工事になるのがトイレのバリアフリーリフォームなのです。でも、このような全面リフォームをすると、その費用はふくらむのですが、バリアフリーリフォームには工事代金への補助金支給という恩恵だけではなく、税制上の優遇もあるのです。
たとえば200万円をかけてトイレのバリアフリーリフォームを行ったとしましょう。
そして、この費用を全額5年返済のリフォームローンで組んだとします。
この場合、年間の所得税控除額12万5,000円を上限として、5年間合計で62万5,000円の控除が受けられます。
ただし、対象者が50歳以上であるとか合計所得が3000万円以内であるなどもろもろの条件はあります。