くらし情報『~緊急事態宣言全国拡大から1年~調査報告「在宅ワーク・夫と妻のニーズ」』

~緊急事態宣言全国拡大から1年~調査報告「在宅ワーク・夫と妻のニーズ」

ライフステージ別にみると、長子が幼児、小学生の場合に夫の夕食開始時刻の早まりが大きく、夕食開始時刻も他の世代より早いことから、家族と一緒に夕食を食べていると推測されます。

在宅日は通勤時間が不要なため起床時間も夫妻共通で約30分遅くなり、睡眠時間が増加しています。ライフステージ別にみると、長子が幼児、小学生の場合に夫の起床時間が他の世代より遅くなる傾向が見られます。在宅ワークには特に子育て世代の忙しさを緩和し、生活の質を向上させる効果があると言えそうです。

~緊急事態宣言全国拡大から1年~調査報告「在宅ワーク・夫と妻のニーズ」

通勤日→在宅日:睡眠と起床時間比較(左)・夕方以降の生活時間比較(右) ※在宅時夕食前終業者

そのような生活の中で、本人回答での在宅ワークによる機会・不安の増減を聞くと、夫妻の差は少ないものの、調理の機会増(夫38%妻58%)と光熱費増の不安(夫59%妻78%)で差があり、家事の増加が妻に偏る傾向が見られます。


~緊急事態宣言全国拡大から1年~調査報告「在宅ワーク・夫と妻のニーズ」

在宅ワークによる機会・不安感の増減:本人

3.家づくりの際、在宅ワークは想定していなかったが子供の勉強場所、趣味の書斎が活躍

家づくりの際に在宅ワークを想定していた割合(経験者+未経験想定者の計)は2020年引渡では4割近くまで上昇していますが、2018年までは2割程度しか想定されていませんでした。

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