くらし情報『不妊治療もしたけれど…最終的に下した「産まない」選択』

2014年10月13日 08:00

不妊治療もしたけれど…最終的に下した「産まない」選択

『子どもがいなくても人生を楽しめる、無理しなくていい』って、自然に思えるようになりました」
また、Aさんは治療をやめて精神的に楽になった、と言います。
「治療中は、期待と失望の繰り返しがつらかったし、不妊治療のことしか考えられなくなっていました。検査薬をたくさん買い込んで、生理予定日が近づくとトイレのたびにチェックしたりして。でも不思議なもので、治療から離れた今は、もう執着していません。急な出張があっても思い切り仕事ができるので、これはこれでいいかなと思っています」
●夫婦で旅行を楽しむことが生きがいのBさんのケース
Bさん夫婦は、旅行が趣味。結婚前から2人で毎年旅行に出かけていたそうです。
「でも、37歳から不妊治療を始めて、そんな経済的余裕はなくなりました。有名なクリニックに通って何度も体外受精をしたので、治療代がかなり負担になっていましたから。
精神的にも旅行を楽しめなくなっていましたね。
このお金で体外受精ができるとか考えていましたし、妊娠しているかもしれないと思うと、温泉は良くないかもとか、この食べ物は大丈夫なのかとか、気になってしまって…」
Aさん同様、不妊治療中は、そのことしか考えられなくなってしまったという人は多いようです。

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