「私って何のために生まれてきたの?」と悩んだら…“ことだま鑑定”でセルフチェックしてみよう
「それは、その時代に必要とされる役割があるからです。最近は『りん』『れん』など、らりるれろ、の音の名前が人気です。ら行の音は古代の日本では語頭には使われなかった音で、行動の素早さを表し、海外との縁がある音でもあります。世界で活躍できる人が求められているために、こうした名前が増えているのでしょう。
しかし、昔から変わらず多い音もあります。それは『こ』。小野妹子、蘇我馬子など、昔は尊称として男性の名前にも多かったですし、○○ヒコ、○○ノミコトなど、神様の名前にも多い音です。面白いことに、『こ』の音はずっと減らないんですよ。
昭和50年代以降、『子』が付く女性の名前は減少しましたが、今度は『こはる』ちゃん、『こころ』ちゃん、『こたろう』くんなど、別の形ではやっています。ペットの名前で『ココ』も人気です。『こ』は、お米のイメージであり、コツコツがんばる日本人気質を表す大事な音ですから、知らない間に補っているんですね」
――最近の名前と言えばキラキラネームも話題ですが、先生はどうお考えですか?
「50音にはそれぞれ長所・短所があるため、水蓮流では『これは良い名前、これは悪い名前』というものはありません。