強風時や豪雨、設備の不具合などが原因で起こる停電ですが、この停電時に交通事故が起きた場合、過失の割合はどうなるのか、ご存知の方はいらっしゃるでしょうか?
過失割合とはどういったことか、過失割合の考え方などと併せて解説していきたいと思いますので、ご覧ください。
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■過失相殺・過失割合(過失相殺率)とは?
交通事故に遭っても被害者側に何らかの不注意(=過失)があったと考えられる場合、被害者は、被った損害に相当する金額全額について請求したとしても、加害者側の主張や裁判所の判断によって減額されてしまいます。
このように被害者側の過失を理由に加害者の賠償すべき額を減額することを過失相殺といいます。
過失割合とは、損害の全額のうち被害者が自身の過失を理由に責任を負う(=減額されてしまう)割合のことです。過失割合は、「20:80」とか「○の過失は6割」といったように表現されます。
■交通事故の過失割合(過失相殺率)
交通事故の過失割合(過失相殺率)については、「大量の同種事案を公平・迅速に処理するため、古くから賠償額や過失相殺率に関する基準化が図られて」