リベンジポルノ予防のためデータを破壊するのは有罪?
*画像はイメージです:https://pixta.jp/
嫌がらせや復讐のために、性的な関係にあった人の裸や性行為中などの写真を公開するリベンジポルノ。2014年には通称リベンジポルノ被害防止法の『私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律』が成立したものの、全警察に寄せられる相談件数は毎年増加を続けているそうです。
このリベンジポルノ、被害を未然に防ぐにはまずは撮影させないことが第一。しかし、撮影されてしまった場合はデータを消去させるしかありません。それを相手が聞き入れくれなかったら……?ともえ法律事務所の寺林智栄弁護士に伺いました。
■スマホ破壊はNG、データ消去はOK!
交際相手と別れる際、交際中に撮った性的な写真の消去を求めたがどうしても聞き入れてもらえなかった。そこで、相手からスマホ・デジカメやSDカードなどのデータ記憶装置を奪い取り破壊した。これは罪に問われますか?
(寺林弁護士)「相手が告訴すれば、器物損壊の罪の問われることになります。」
どんな事情があっても、人の持ち物を破壊すれば犯罪となるのですのですね。
では機械ではなく、データを消去するだけではどうでしょうか?これも器物損壊罪ですか?
(寺林弁護士)