ハイテク露出狂!? スマホ機能を使っての画像の送りつけは犯罪?
日毎に便利になるスマートフォン。電話だけでなく、インターネット、カメラ、支払いなど、さまざまな用途に使われるスマホは今やほとんどの人にとっての欠かせないツールとなりました。
この新しく便利な機器を使った、新手の性的嫌がらせ行為をご存じでしょうか?iPhoneのデータ送信機能を使い、見知らぬ相手にわいせつな画像を送りつけるというものです。これがどのような罪に当たるのか、琥珀法律事務所の川浪芳聖弁護士に伺いました。
■AirDrop露出はわいせつ物頒布罪
iPhone搭載されたAirDropは、近くにいる人に書類や写真などのデータを送信するための機能。MacやiPadなどAppleの端末間でやりとりすることができます。
送りたいデータを選択しAirDropで送信すると、相手の端末には『○○のiPhoneが1枚の写真を共有しようとしています』という文言と写真のプレビューが表示され、相手には『辞退』と『受け入れる』という表示がされます。
大きな特徴のひとつが、メールアドレスや電話番号を使わずに、データ送信ができるということ。
受信対象として『連絡先のみ(連絡先を登録済みの相手のみ)』『すべての人』を設定することができます。