くらし情報『社員の不正等に絡む労使問題の裁判所の実情と対応のコツ』

社員の不正等に絡む労使問題の裁判所の実情と対応のコツ


※会社の損害の穴埋め等、会社に還流している部分は横領や不法行為とはならない可能性あり。

3.自宅待機命令のタイミング
【調査期間中の自宅待機命令】

  • 原則として賃金支払い義務あり
  • 就労させないことにつき、不正行為の再発、証拠隠滅のおそれなどの緊急かつ合理的な理由が存する場合には支払い義務を免れる(日通名古屋製鉄作業株式会社事件名古屋地判平3・7・22)
4.当事者及び関係者からの一斉同時聴取
【事情聴取の手法】

  • 事実調査に熟練した弁護士に依頼、それができない場合には2名で聴取
  • 騙されない、性悪説に立つ。全く信じていないという演技も必要。
  • なるべく録音する
  • 客観証拠をぶつけるタイミングは工夫が必要。手の内を見せない。
  • 自白の獲得は、極めて重要
  • 人は、利益誘導でしか自白をしない
  • 信頼関係の「舞台」を設定する工夫は重要
  • 聴取者、情報集約者、処分者等の役割分担の工夫も一案
  • 客観証拠の収集を視野に入れながら聴取する
  • 弁護士の同席を認める必要はない
  • 聴取内容は、なるべく一問一答式で、実際の話し言葉を忠実に再現した書面を作成の上、署名・押印を求める。本人が頑なに拒否する部分は、そのまま盛り込んであげることで、書面の信用性が高まる。

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