子供との「縁切り」を考える父親…勘当って法的に可能なもの?
親子の関係は必ずしも上手く行くわけではありません。残念なことですが、憎しみ合うようケースもあります。親としては自分が手塩にかけて育てた子とそんな状態になってしまうのは忍びないでしょうが、一旦こじれた関係は、どうしようもなくなってしまうのでしょう。
某大手家具メーカーのように、親子の争いが企業を巻き込んだものになり、お家騒動発展することも、過去にはありました。
子との縁切りを考えるHさん
神奈川県在住のHさん(70代・男性)も、子供との関係に悩んでいる1人です。長男が中学校に入るくらいになると反抗期に入り、喧嘩することが多くなります。そして高校は全寮制の学校に進学したため、ほとんど会うことはなくなりました。
険悪な仲といっても息子に会えないことに寂しさを感じていたHさん。
そして突然Hさんの息子は、「結婚したい女性がいる。相手方の義両親とはかなりうまく行っているし、向こうの家族として暮らしていきたい」と申し出てきました。
手塩にかけて育てた子の突然の決断に、Hさんは「家を捨てると言われたも当然」と憤っており、「親子の縁を切りたい」とまで考えているそうです。
弁護士の見解は?
簡単に「親子の縁を切りたい」