くらし情報『相続放棄する際の手続きや注意点をイチからご紹介』

2019年4月12日 20:17

相続放棄する際の手続きや注意点をイチからご紹介

また、同じケースで妻も子も相続放棄をした場合、第2順位の相続人(直系尊属)が相続人となるため、第2順位の相続人も相続放棄が必要になってしまいます。第2順位の相続人がおらず、第3順位の相続人(兄弟姉妹)がいる場合も同様です。

離婚していても子供は相続放棄が必要
親が亡くなると子供は相続人になります。父母が離婚していても、親子関係は変わりません。離婚により離れた父親が借金を残して亡くなった場合でも、息子や娘は相続放棄しない限り借金の支払いを請求されることになります。

未成年者の相続放棄には特別代理人が必要なことがある
未成年の子が相続放棄をする場合、親権者との間に利益相反が起これば、親権者が法定代理人として相続放棄の手続きをすることができません。利益相反が起こる場合とは、次のようなケースです。

  • 親も子も相続人で、子だけが相続放棄をするケース
  • 複数の子がいる場合で、一部の子だけが相続放棄をするケース
  • 上記のようなケースでは、子のために特別代理人が必要です。
    相続放棄をする前に、家庭裁判所に申し立てをし、特別代理人を選任してもらわなければなりません。

    なお、親も子も相続放棄をする場合には、特別代理人は不要で、親が子の相続放棄の手続きができます。

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