当て逃げされた場合の保険はどうなる?自動車事故・駐車中の被害で対応すべきこと
なお、保険金請求の判断については、後程後述します。
【自動車を当て逃げされてしまった場合の対応②】警察に連絡する
自動車を当て逃げされた場合、警察に連絡して事故の届出をしなければ、こちらも車両保険から当て逃げで生じた損害について保険金が支払われることはありません。
これは、警察を通じて、本当に保険金の支払事由(今回は当て逃げ)にあたる事故があったかどうかを保険会社が確認するためであり、事故の証明を警察からしてもらわなければならないためです。
なお、当て逃げに関わらず、交通事故が起きた場合の流れも同様となります。
当て逃げの相手を特定できた場合は、ナンバーなどを控える
自動車の当て逃げは、駐車中や停車中など、様々なケースで発生することが考えられますが、仮に当て逃げをした相手を特定できた場合は、加害者である相手側の車種やナンバーなどを控えておくことが極めて重要です。
また、保険会社や警察に届け出ることはもちろんのこと、被害者の立場でありますから、自分の自動車と相手側の自動車の損傷部分の写真も撮って保存しておき、有利な立場を維持することに努めるように心がけましょう。
当て逃げの相手を特定できた場合であっても、損害賠償されない恐れもある
通常、当て逃げの相手を特定できた場合、その相手に対して損害賠償請求をすることが可能ですが、たとえば、相手方が損害賠償請求に応じない場合をはじめ、当て逃げの相手が自動車保険に未加入、低収入であることを理由に賠償責任を負えないケースもあります。