2020年1月25日 20:00
老後の貯蓄はいくら必要?安心して生活するための理想的な貯金をFPが解説!
=20,793,600円
合計90,105,600円(以下②とする)受給額(夫婦共に国民年金の場合)
次に受給額について計算します。夫婦共に国民年金の場合は次の通りです。
- 夫婦で生活時55,000円×2人×12カ月×(81歳-65歳)=21,120,000円
- 離別時55,000円×12カ月×(87歳-81歳)=3,960,000円
- 合計25,080,000円(以下③とする)
厚生年金
厚生年金の場合は次の通りです。
- 男性166,000円×12カ月×(81歳-65歳)=31,872,000円
- 女性104,000円×12カ月×(87歳-65歳)=27,456,000円
- 合計59,328,000円(以下④とする)
差額を計算
では差額を出します。まず最低限必要な生活費から解説します。
最低限必要な生活費
- 国民年金の場合①-③=32,126,400円不足
- 厚生年金の場合①-④=422,400円の余裕が発生
ゆとりある生活の場合
- 国民年金の場合②-③=65,025,600円不足
- 厚生年金の場合②-④=30,777,600円不足
上記のような試算結果になりました。平均値から算出すると、最低限の生活に関しては辛うじて厚生年金受給者がプラスとなりますが、決して余裕があるとは言い難いでしょう。