2020年2月21日 14:00
年収にかかる所得税はどれくらい?関係&税金の計算方法をFPが解説
年収と課税所得の違い、関係性にも注意を!
税金を計算する際には、年収と課税所得の違い、関係性にも注意が必要です。例えば会社員なら給料(給与所得)を貰いますが、この場合は年間給料(年収)から以下の「給与所得控除」を差し引いて課税所得金額を先に計算します。
なお、給与所得控除は変更の流れになっており、令和2年分の計算時にはまた変わる予定です。数字の変更には注意しつつ、「年収-控除=課税所得」という関係性を覚えておきましょう。
税金の計算方法は、単なる割合算出ではない
今度は、税金の計算方法において大切な控除についてお伝えします。まず、簡単にいえば税金の全体的な計算方法は以下の通りです。
- 収入-経費(控除)=利益(課税所得金額)
- 利益(課税所得金額)×税率=税額
そして、経費とは収入を得るために必要だったものだけでなく、以下のような個々人の事情に合わせたものも経費化できます。なお、以下はその一部です。
- 基礎控除:誰でも差し引ける。38万円。2020年分から変更予定。
- 配偶者控除:配偶者がいる場合。1~38万円。年収要件アリ。
- 医療費控除:医療費を支払った場合。金額は医療費次第で、最高200万円。