ウェルスナビを解約したい!解約する方法・タイミング&注意点を金融の専門家が解説
DeTAX(デタックス)とは
DeTAXは、税負担を自動で最適化する機能。分配金を受け取ったり、ETF(上場投資信託)を売却したりして利益を実現すると、その利益に対して税負担が生じます。税負担が4,000円を超える場合を目安に、税負担の一部または全部を翌年以降に繰り延べるのがDeTAXです。
繰り延べがなかった場合より運用できる金額が増えるため、投資効率の向上が期待できます。具体的にはリターンがマイナスになっているETFを一旦売却して損を確定させます。
そして、すでに実現している利益と売却によって実現した損を相殺することにより、その年の利益を圧縮もしくはゼロにして、税負担を翌年以降に繰り延べるのです。
またリターンがマイナスになっている銘柄の売却と同時に、同じ銘柄を同じ価格と同じ数量で買戻します。これにより同じポートフォリオ(資産の組み合わせ)を維持したまま、税負担を最適化することが可能です。
ウェルスナビの手数料は通常1%ですが、多くの場合DeTAXにより年間0.4~0.6%程度の負担減となるため、事実上のコストはそれよりも少なくなると、柴山CEOはSBI証券とのインタビューで語っています。