2020年3月13日 20:00
個人事業主の住民税はいくらかかる?算出方法&手続きをFPが解説!
個人事業主の場合、確定申告で申告した所得に対して次の税率をかけて算出します。
ただし、自治体によっては税率が個別に異なる場合がありますので、詳しくはご自身の住所地を管轄する役場にご確認ください。
所得控除と税額控除額とは
所得割部分は次の計算式によって算出します。
- 所得割=(所得金額-所得控除額)×税率-税額控除額
所得控除は所得税と同様に、主に次のような控除項目があります。
- 生命保険料控除
- 医療費控除
- 基礎控除
- 配偶者控除
- 扶養控除
- 地震保険料控除
ただし控除される金額は所得税と微妙に異なりますので、計算する際には個別に確認が必要です。
また所得割には所得控除のほかに、税額から直接差し引かれる税額控除もあります。これについても通常の所得税の確定申告の時と同じで、次のようなものがあります。
- 配当控除
- 住宅ローン控除
- 寄附金税額控除(ふるさと納税など)
- 外国税額控除
課税所得が200万円以下だった場合
このように算出した課税所得が200万円以下だった場合は、次のいずれか少ない金額の5%が控除されます。
課税所得が200万円を超えていた場合
課税所得が200万円を超えた場合は、次の計算式によって算出した金額が控除されます。