2020年5月15日 14:00
債務整理には4種類ある!それぞれのメリットデメリット&手続き方法をFPが解説
自己破産のデメリット
自己破産をすると信用情報ブラックとなり、5年~10年はローン取引ができなくなります。任意整理や個人再生よりも事故記録掲載期間が長いため、注意しなければなりません。
また、自己破産をした場合は20万円以上の財産が没収されるため、住宅や車も手放す必要があります。これまでと生活環境が変わる可能性があることも想定しておきましょう。
さらに、特定の仕事に就けなくなるのもデメリットです。警備員や古物商、士業、宅地建物取引士などにはなれませんので、あらかじめ把握しておかなければなりません。
加えて、個人再生同様に官報に掲載されるデメリットもあります。つまり、自己破産はこれらデメリットを踏まえた上での最終手段です。
手続きの流れと必要書類
自己破産の手続きも専門家への相談からスタートします。受任されれば法定金利への引き直し計算が行われ、過払い金があれば請求できます。
必要書類収集などの準備が終われば、裁判所に申立てを行います。その場で裁判官を面接を行い、別途、破産手続開始が決定すれば、裁判官との面接が行われます。そして免責許可決定という流れです。
自己破産手続きに必要な書類は、自己破産申立書(裁判所に用紙あり)