ボーナスの平均額はいくら?年齢・業界別の支給額&計算方法をFPが解説!
民間企業の賞与は業績に左右される
日本では勤続年数が増えるほど賃金が上がる年功序列型が慣習となっています。給料はだんだん上がっていくものなので、ボーナスも当然上がるものと考えている人もいるかもしれません。
しかし、民間企業には賞与を支給する義務はなく、金額も各企業で自由に決められます。会社の業績が悪ければ、従業員に給料以外のお金を払っている余裕はないので、ボーナスは下がるのが普通です。
ボーナスが出ない会社はどれくらいある?
厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、夏季賞与が支給された事業所の割合は2018年(平成30年)は67.9%、2019年(令和元年)は66.8%となっており、4割近くの事業所ではボーナスが出ていないことがわかります。
コロナでボーナス支給企業数はさらに減少
2020年(令和2年)はコロナショックにより、ボーナスが支給されなかった会社はさらに増えているものと思われます。
大阪シティ信用金庫が大阪府内の中小企業約1,000社を対象に行ったアンケート調査によると、2020年(令和2年)夏のボーナスを支給する会社は50.4%となっており、約半数の中小企業ではボーナスが支給されていないことがわかります。