それも、本人に「しっかり把握しておこう」という意識が足りなかったからか蓄積されていく様子もなく、「前にも話したんだけど」と思うことも多々でした。
それこそ、「当事者意識はどこ?」という状態。もしこうした男性向けの情報源があれば、もう少し自発的に動いてくれたかな……と感じました。
ただ、肝心の夫は「時間があれば見たかもしれない」という反応でした。そもそも、職場によっては仕事に心身のすべてを持っていかれすぎて、仕事以外の考えごとに頭を割く余裕がない、ということも問題なのかもしれません。
妊娠中・出産後に女性が受ける心的ダメージは根深いです。産後クライシスという言葉もあるとおり、今後の夫婦関係の方向性を決める最初の関門といってもいいでしょう。
実際に育児休業を誰しも取れる環境には、残念ながらまだまだ辿り着いていないというのが実感としてあります。
しかし、まずは「調べてみること」が大切なのではないでしょうか。
自治体によっては「父子手帳」を母子手帳とともに配布するところも増えてきています。自発的な行動は、妻にとってもうれしいものです。「だって何もわからないし」という男性は、「子育て書き込みノート」