子どもが生まれてからの生活は、夫婦2人だけだった頃の生活とはずいぶん違ったものになります。中でも、特に変化が大きいのは睡眠に関することではないでしょうか。それまで一緒に寝ていた夫婦が、出産をきっかけに寝室を分けるケースも少なくありません。
産後に寝室形態を変えると、夫婦仲にどんな影響があるのでしょうか。
1. 産後の寝室、みんなはどうしてる?
生まれたばかりの赤ちゃんには数時間おきの授乳が必要なので、妻(ママ)もまた数時間ごとに起きなければなりません。一方、昼に仕事をしている夫は夜しっかり睡眠をとる必要があります。
「赤ちゃんの泣き声で夫が睡眠不足になると、仕事に差し支える」「夫が立てる物音やいびきがうるさく、赤ちゃんが起きてしまう」などの理由から、やむなく寝室を別にする夫婦も少なくないでしょう。
株式会社オウチーノが行った子どものいる夫婦790名を対象にした調査にて、「出産前後で、夫婦形態は変わりましたか?」と質問したところ、以下のとおりの回答となりました。
- 出産前も出産後も同じ寝室で寝ている:67.5%
- 出産前は同じ寝室だったが、出産後は別々の寝室で寝ている:20.5%
- 出産前は違う寝室だったが、出産後は同じ寝室で寝ている:1.6%
- 出産前も出産後も別々の寝室で寝ている:10.4%
この調査によると、約2割の夫婦が出産をきっかけに夫婦の寝室を分けています。