2022年2月10日 09:30
熊本県菊池市の地域活性化に向けて#1【福田政隆】可能性を強く信じられるようになった原点
わざわざ上司に、「成績が悪いメンバー」を下から15名、自分のチームに迎えたいと願い出たんです。なぜかというと、私には何となくわかってしまうんです。彼らがなぜうまくいっていないか、そしてどうやったら上手くいくかが。
だからこそ、一人一人の中にある「可能性を引き出す」ことで、彼らに楽しく仕事をしてほしいって思ったからです。辛そうに仕事をしている人を放っておけない性格だっていうのもありますけどね。最初成績が悪くて、会社から問題児扱いされていたメンバーたちは、私のチームに入ることで、結果的にほぼ全員が平均以上の成績になり、仕事にやりがいを感じるようになっていきました。
周りからの評価が低く、今自分に自信が持てない人であっても、その人の中には必ず強みがあります。その強みをうまく引き出してあげることさえできれば、状況は大きく変わっていくのです。
これは、人だけでなく、地域の活性化など様々な場面でも言えることだと思います。その地域がもつ「魅力や強み」は必ずあるはずです。
それをいかに「引き出していけるか」が、輝きを取り戻すために大切な視点なのです。
諦めるより可能性を信じる
おかげさまで、私が会社を辞める際、全体での送別会以外にも大小の送別会が、個別で16日間連続で開かれるなど、多くの同僚や部下たちに慕ってもらうことができました。