窓からの風と緑を独り占めする、ふたり暮らしのワンルーム【プチDIY女子達のお部屋案内】
もちろんこの部屋もそう。都市部近郊ではそんなに大きなお家は借りられないのだから、部屋数よりもひと部屋の面積が広い方がいい。その結果、澤井さんのお家のように、リビングも寝室も同じ空間になるわけだが、いざやってみれば何の問題もない。というより、とても快適だ。過去をふり返って八〇年代あたりの間取りをみると、なんでこんなに個室や応接間や独立したダイニングなどがほしかったんだろう、と不思議に思うぐらいだ。
38㎡のワンルームに、可動式のクローゼットが2つだけついた、ごくシンプルな間取り。
キッチンもコンパクトだが、ものをしまう場所をしっかりと用意して、機能的に使っている。
日当たりの良い窓際のスペースを、アンちゃんが駆け回る。
緑地公園を見下ろすベランダには、自作のデッキ。遠くに富士山が見えた。
この連載では、夫婦でワンルームにお住まいのケースをいくつかご紹介している。今後ワンルームふたり暮らしはどんどん増えるのではないだろうか。実はぼくのうちもそうだ。もちろんこのようなワンルームが可能になった背景にはリノベの工法や空調の発達などいろいろな要素がある。