2012年3月13日 15:43
「すべては繋がっている」佐藤嗣麻子監督が『アンフェア the answer』を語る
(雪平役の)篠原(涼子)さんより背が高くて、いるだけで怖い感じがするじゃないですか。こういう役を演じている大森さんを見てみたかったんですよね」。
本作では、寺島進や加藤雅也が演じるドラマからの人気キャラに加え、佐藤浩市が演じる雪平の恋人でもある刑事や山田孝之が扮した検察の人間なども新たに参入。物語が進むに従って、誰が味方で誰が敵か分からない展開になり、観る者をぐいぐい引きずり込むが、「早い段階からこのアイデアは決まっていました」ときっぱり。「だから俳優のみなさんには怪しくもありつつ、そうじゃないようにも見える瀬戸際の芝居をお願いしました。行き過ぎの場合は抑えてもらったし、怪しくなさ過ぎても逆に怪しくなるので、そのサジ加減は難しかったですね」。
エンドロールでは誰がどこでどんな裏切りの行為をしていたのかが明かされるが、「すべてを分かった上でもう一度観直してもらえば、すべてが繋がっているのが分かります。お芝居もそうなっているので観返して改めて楽しんで下さい」とのこと。
「ドラマのときから、みなさん、意外と見過ごしていて。今回の映画で“彼”が裏切ることに対して、え~!?って思う人もいるかもしれないけど、連ドラのときからちゃんと設定してあるんですよ(笑)」。