『ジョン王』吉田鋼太郎×小栗旬×横田栄司「今こうしてるだけでも、すごく嬉しい(笑)」
と期待を寄せ、横田も「楽しみと、一抹の恐怖というか(笑)。どこまで頑張らないといけないんだろう、という気持ちがある。強大ですからね、おふたりは。そこに勇気と知恵と工夫で立ち向かっていくような気分です」と熱が漂う。
ふたりに対して吉田は「小栗が演じる私生児は僕も演じたことがありますが、肉体的にも精神的にも大変な役なんです。最近海外で肉体的にも精神的にも鍛えられている小栗はピッタリだと思う。そして蜷川組にまた小栗が参加することは、僕もずっと望んでいたことです」、「横田は僕が最も信頼する俳優です。横田ならではの演技力で、どうジョン王という役を構築してくれるのか、ものすごく楽しみ」と信頼し、ふたりも吉田の演出を受けることを「鋼太郎さんは当代随一の俳優ですから。
その人が『俺だったらこうする』ってことをつまびらかに教えてくれる。なかなか味わえる体験じゃない」(横田)、「鋼太郎さんの脳みその中をどれだけ吸い尽くせるか。それが楽しみ」(小栗)と期待する。
「シェイクスピアは台詞がテレビドラマの1000倍くらい量があるので、それを全てお客様に届けなければいけないという作業がまずあって。そこにその人の個性も乗せなきゃいけない、人生も乗せなきゃいけない、その人にしか喋れない台詞を言わなきゃいけない。