運命の信じ方が変わる?映画『神様メール』が5月27日より公開
の数の使徒を集めなくっちゃということで、"兄" の12人の使徒を引いた6人の使徒を探すべく、エアは一人ブリュッセルの街へと繰り出すのだった——
……と、お世辞にも地に足がついているとは言い難い物語設定(!)に戸惑うものの、物語は思いの外にスッと入りこめる。その点において、主人公である10歳の少女・エアの果たす役割は大きいはず。
物語は6人の使徒との出会いを順に追っていくため、鑑賞中置いていかれることもなく、もちろんユダのような裏切り者も登場しない。誰もが少しずつ欠けた状態で、刻々と減りゆく時間の中でエアに出会って救われていくのだ。
観終わったら、あなたの受信ボックスにも寿命予告のメールが届いてるかも?もしそこに記載された寿命が明日だったら?50年後だったら?それがすぐでも後でも今日は今日。そんなことを思いながら重ねていたのは、故スティーブ・ジョブス氏がスタンフォード大学の卒業式スピーチで言っていたこの言葉。 "If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?"(もし今日が人生最後の日だとしたら、いまやろうとしていることって心からしたいこと?)