くらし情報『平安時代の恋模様を描いた『後宮』に学ぶ、女性の経済的自立の大切さ』

2015年10月9日 19:00

平安時代の恋模様を描いた『後宮』に学ぶ、女性の経済的自立の大切さ

初めて御所様と一夜を過ごしたときの二条の困惑も、『源氏物語』を彷彿とさせます(ていうか『あさきゆめみし』のシーンを思い出しました)。

はじめに読んだときは、「二条はビッチでした物語」なのかな?と考えていました。だって、御所様に入内しているにもかかわらず、実兼さまとも御室とも近衛の大殿とも、次々と関係を結んでいくのです。もう彼らとの関係は、ティーンズラブコミックを読んでいるかのようです。

御室のストーカーまがいの熱情や、二条への思いを遂げるための策略はかなり萌えです。
それ以上にすごいのが、近衛の大殿。二条が実兼と深夜に逢瀬をしたあとに、彼女を部屋に押し戻し、衝立に隠れている実兼の目の前で押し倒します。その次の日は、御所様の前で押し倒します。
そのたびに二条は「声を出しちゃダメ」「早く終わって」とこらえてます。禁断のナントカって感じですね。

二条が男を選べないのは、経済的に自立できないから
平安時代の恋模様を描いた『後宮』に学ぶ、女性の経済的自立の大切さ

(c)Bridget H
「誰かに見られちゃう」「あの人にみだらな姿を見られるなんて!」は女性萌えの王道らしくて、エッチなシーンが多い少女漫画にはつきものだったりします。
『後宮』は、ティーンズラブコミックでもエロ漫画でもない上に実際の人物の日記ですが、「現実は小説よりもエロなり」

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