くらし情報『ブレーカーを上げても電気が戻らない…その原因は?【なんでも大家日記@世田谷】』

ブレーカーを上げても電気が戻らない…その原因は?【なんでも大家日記@世田谷】

2018年3月30日 21:30
 

今回は、筆者が管理しているマンションで電気のブレーカーが落ちてしまい、その後電気が回復しない。という入居者の電気トラブル対応についてのお話です。
このトラブルは、今年いちばんの寒さと言われた頃の夜に起こりました。

※【なんでも大家日記@世田谷】過去の記事を読む

■ 電気トラブルが起きたらジタバタせずに東京電力に電話すべし

入居者の方からの着信があったのは夜9時過ぎ。

この時点でもうイヤな予感がします。

わざわざ遅くに電話をかけなければならない事態が起こっているということは、電気・ガス・水道などのライフラインにかかわるトラブルである可能性が高いのです。

電話に出ると予想どおりの言葉が。

「電気のブレーカーが落ちてしまって、スイッチを入れ直したんですけど電気がつかないんです」。

早速、お部屋に急行します。

入居者のお話では、電気ケトルの使用中にブレーカーが落ちてしまったとのこと。

冬の夜でエアコンがフル稼働だったところに電気ケトルが一気に消費電力を押し上げた、という感じでしょうか。

まあ、よくある話といえばよくある話です。

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ブレーカー


ところが、ブレーカーのスイッチを元通りに上げても、うんともすんともいいません。

このお部屋は数年前にリノベーションしたためブレーカーは交換済み。

となると、もっと根本的な問題かもしれません。

電気は専門の資格を持つ人にしか扱えないものなので、素人が余計なことをすると危険です。

素人の手に負える話ではないと判断し、東京電力の緊急回線に電話をかけることにしました。

電話対応の方にこちらの状況を伝えたところ、検査員の方を派遣してもらえるそうです。

まずは一安心。

ほどなく、検査員の方から折り返しで電話がかかってきて、現在の状態についていくつか質問を受けたあと、検査の内容によっては検査料金がかかる場合があることを説明されました。

■ トラブルのときは最悪の事態を想定して次の一手を打っておく
夜の住宅地

ミティエ / PIXTA(ピクスタ)

あとは待つしかないのですが、検査員の到着までは1時間~1時間半かかるとのこと。まず気にかかるのは入居者の方の待ち時間です。

この真冬の夜に暖房なしにまっくらな室内で待つのはかなりツライですよね。

そこで、僕の部屋で待機していただこうと思ったのですが、入居者の方は非常に遠慮深くて固辞されてしまいました。

ならば、せめて温かい飲み物でもということで、魔法瓶にルイボスティーをいれてお渡しし、お待ちいただくことになりました。
ホテルのフロント

ktsimage / PIXTA(ピクスタ)

さて、検査員の到着までの間、準備できることはしておきます。

まず、最寄りのホテルに電話をして、空室があるかを確認しました。

考えられる最悪の事態としては今夜中の復旧ができないということも考えられるので、入居者の方にホテルに泊まっていただく可能性もあるからです。

平日ということもあって部屋は数室空いており、深夜でもチェックイン可能という確認も取れました。

■ 「ヒューズが飛ぶ」ってこういうことだったのか!

そうこうしているうちに10時をまわり、検査員の方が到着しました。

最初に室内のブレーカーを確認してもらいますが、とくに問題はなさそうです。

次に向かったのは、各部屋の電気関係の設備がまとめて設置されている共用部のボックス。

そこを開けて該当する部屋の電線を確認するのですが、その前に「ここから有料となりますが、よろしいですか?」という説明がありました。

これから点検する箇所は東京電力が提供する電気設備ではなく、うちのマンションが所有する設備なので点検には料金がかかるということのようです。

この際、お金のことなど気にしていられませんので進めてもらいます。

検査員の方がチェックしたのは、ナイフスイッチと呼ばれる部分。

ヒューズ


このカバーを開けると、中にヒューズが収納されているのですが、こんな状態でした。
ヒューズが飛んでます

ヒューズが飛んでます

ああ!見事に切れています。

「ヒューズが飛ぶ」という表現は何度も耳にしてきましたが、こうして切れたヒューズの現物を見たのは初めてでした。

ヒューズの役割はブレーカーと同じく、容量を大きく超える電気が流れた場合に金属部分が溶けることで発火などを防ぐことにあるんだそうです。「ヒューズが飛ぶ」なんて故障なのかと思ったら、安全を確保するための正常な動作だったんですね。

恥ずかしながら、初めて知りました。

うちのマンションのヒューズも、古いながらもきちんと役割を果たしてくれたということです。

検査員の方の説明によれば、通常は電気を使い過ぎたときに室内のブレーカーが落ちるのですが、ヒューズとブレーカーの容量(アンペア)が同じ場合、ヒューズのほうが切れてしまうこともあるんだそうです。

それで、これは直るんでしょうか?

「ヒューズを取り換えれば、大丈夫だと思います」

ホッ……。

作業自体は10分ほどで完了し、部屋に戻ってブレーカーのスイッチを入れると、部屋には明かりが灯りました。



当たり前の電気がありがたく感じられる瞬間です。

思わず入居者の方からも笑顔がこぼれました。

一晩中、電気が使えないような事態が避けられて、本当によかったです。

■ 築古マンションは電気ヒューズを刷新するべき!

さて、工事が終わると、点検内容をまとめた書面にサインします。

書面にサイン


そして、気になる代金は以下のとおり。

気になる代金


事前に電話で聞いたとおりの金額でした。

うちのような古いマンションでは、いつトラブルが起こってもおかしくないので、夜中でも対応していただけるのは非常にありがたいです。

さて、こうして目の前のトラブルが解決すると、心配になってくるのはうちの電気関係の設備が劣化しているのではないかということ。

やっぱり設備が旧式だと、今回のようなことが起こるんですかね?

「そうですね。新しいマンションの場合、ヒューズの代わりにスイッチが設置してあって、そちらが切れるようになっています」

なるほど、それなら今回のような事態になってもスイッチを再び入れてあげるだけで復旧するということなんですね。

検査員の方が、今さっき修理したボックスの隣のドアを開けて説明してくれました。

ヒューズが収納されたケース


現れたのはさっきよりもひとまわり大きいヒューズが収納されたケース。「今回は、一室分のヒューズが切れただけですが、マンション全体のヒューズが切れると、もっと大変なことになりますよ」

夜の住宅街で、うちのマンションだけが急にまっくらになる……想像しただけでゾッとします。

やっぱり、これも新しく交換したほうがいいんですよね?

「こちらの設備はかなり古いので、そうしたほうが安全なのはたしかです。

ただ、そうなるとボックスまるごとを取り換えることになるので、けっこうな金額になると思います」

ああ!ポンプのときと同じ展開だ……。
しょんぼりする猫

dotsea / PIXTA(ピクスタ)

ほんとうに古いマンションというのは、ある場所を直したと思ったら、次は別の場所が故障するという繰り返しです。

そしてそのたびにウン十万という出費を強いられるわけです。

とはいえ、背に腹は替えられません。

ヒューズが切れるたびに検査員の方に来ていただくのでは、入居者の方のストレスは相当なものになりますし、こちらの出費もバカになりません。

近いうちに業者さんに頼んで設備更新の見積もりを出してもらうことにします。

無事に工事ができた暁には、またこちらで報告したいと思います。

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