コーヒーかすを発酵して再利用 4工程でできる肥料のつくり方
コーヒーをドリップした後に残る「コーヒーかす」。
すぐにゴミ箱に捨ててしまう人が多いと思いますが、消臭効果とエコにつながる点で注目され、商品の素材として練りこむなどの再利用する動きもあります。
また、大手コーヒーチェーンでは排出されるゴミの約半分がコーヒーかすということもあり、乳牛の飼料としてコーヒーかすを再利用している事例もあるそうですよ。
今回はコーヒーかすの再利用の一つとしてピックアップされ、ドイツなど海外でも行われているコーヒーかすを使った肥料の作り方とポイントについてまとめてみました。
■ 肥料を作る前に知っておこう!コーヒーかすの性質と特徴とは
コーヒーかすは、店舗や自宅でコーヒーをドリップ式やハンドプレス式で淹れたり、飲料製造工場でコーヒー飲料を生産したりする過程で残る、粒子状の有機性の廃棄物のことです。
吸水性のあるコーヒーの粒子。肥料として使うには、まずフライパンで煎る、または天日干しで乾燥させます
挽く豆の粗さによって粒子の大きさは違いますが、多孔質(=粒子1つに小さい気孔が多いさま)の性質があることから、お湯や水でドリップすると水分が入りやすい仕組みとなっています。