アトリエのある3階建てのリノベーションハウス【住まいの設計】
古いものや質感のあるものが好きだったことから、リノベーションを計画した渡邉さん夫妻。
友人の建築家、野﨑亮一さんに設計を依頼し、DIYでコストを抑えながら880万円でリノベーションしました(設計料、消費税、施主支給品別)。
完成したのは雑貨やレコードなど、夫妻の好きなものがいつも近くにある住まいです。
■ ライフスタイルに合わせて3フロアをゾーン分け
物件探しは野崎さんサポートのもと、当初からリノベーション前提で検討。
そして出会ったのが、名古屋市内に立つ築21年、鉄骨造3階建ての物件でした。
立地や広さ、価格などが希望どおりで構造的にもしっかりとしていたこと、そして空間がシンプルでリノベーションがしやすそうだったことから購入を決意。
購入時はリフォームが行われていなかった分、購入費を抑えられたのだそう。
箱のようにシンプルな形が気に入ったこともあり、外観はほぼ既存のままいかしています。
各フロアはそれぞれ約10坪。
1階と2階は間取りを大きく変更し、1階にショップのディスプレイなどを手掛ける妻のアトリエ、2階に広いLDKをレイアウトしました。
3階はコストバランスを考えて間取りをそのまま生かし、寝室や書斎を配置しましたが、「床をクルミの無垢材、壁を新たなクロスに貼り替えただけで雰囲気がずいぶん良くなりました」