徒然草の時代からマスト?断熱と風通しで猛暑に強い家に!
テレビをつければ暑さのニュースばかりという状況がしばらく続いており、先日ついに埼玉県の熊谷では41.1度の観測史上最高気温が記録されたようです。
鎌倉時代に書かれた「徒然草」にも夏の暑さについて書かれていますが、建築技術の進歩によって最近の住宅ではたとえ猛暑日であっても比較的楽に乗り切ることが可能になっています。
夏に強い家を選ぶために知っておくべきは「断熱」と「風通し」です。
■ 日本の家づくりに影響した徒然草の一節
「家の造りやうは夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。暑きころわろき住居はたへがたきことなり。」
これは鎌倉時代末期に吉田兼好によって書かれた「徒然草」第55段の一節で、日本の家づくりに長く影響を及ぼしたとされています。
「家の造りは夏本位にせよ。冬はどんな所でも住める。
暑い時に住み心地の悪い住居は耐え難い。」という意味になりますが、夏の暑さは大昔から日本人を悩ませていたようです。
日本の家づくりは昔から高温多湿な夏をどう乗り切るかというところに重点が置かれてきました。
bwinds / PIXTA(ピクスタ)
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