幼児、小学生、中学生…。「子どもの成長別」住まいの工夫ポイント
それに加え、浴室、洗面、トイレの水回り設備と、ウォークインクローゼットです。
幼児期から小学期は、子どもにつきっきりでお世話をしたり、子どもと一緒に過ごすことが多いので、1階だけで主な生活ができると、子どもも安心して伸び伸び生活できますし、親にとってもノンストレスです。
マハロ / PIXTA(ピクスタ)
ごく一般的な間取りですが、子どもが成長しても柔軟な住まい方ができるように工夫した点がいくつかあります。
1. 畳スペースの役割
畳スペースは現在、子どもの遊び場やお昼寝スペースにもなっています。
しかし、数年後はそのような使い方はしないことでしょう。
そこで、キッチンカウンターの腰掛けとしても利用できるようにしました。
そうすることで、食事をとる時はもちろん、小学期以降はリビング学習の場としても活用できます。もちろん疲れたときにゴロッと横になるのもアリで、小上がりになっているために腰掛けとしても使えます。
小上がり部分の高さは、子どもでも、大人でも、私たち夫婦が高齢者になっても腰掛けやすいような高さを考えて290mmに設定しました。
2. 脱衣所と洗面を分けた理由
脱衣所と洗面は、ひとつの空間にまとまっていた方が広々していて使いやすそうですが、あえて分けました。