要介護者の夜中のトイレは要注意!介護が楽になるトイレの改善策
介護をするうえでトイレの問題は最も優先すべきことでしょう。
高齢になるとトイレの回数も増えてきますので、介護が楽になるか嫌になるかを左右するほど影響力の大きい問題です。
そこで今回は、介護が楽になるトイレづくりのポイントをご紹介します。
■ 認知症高齢者が夜中にひとりでトイレに行く危険性
夜中に起きてトイレに行くと、眠気や動作の問題でふらつきや転倒の可能性が高くなります。
IYO / PIXTA(ピクスタ)
認知症高齢者の場合、足腰が弱くなり、視力も落ちているうえ、どこにトイレがあるのかわからないという、トリプルパンチの状態です。
トイレの位置がわからないといのは、家の中における各空間の位置関係がわからなくなるという認知症の症状の表れです。
いわゆる見当識障害というもので、季節、曜日、住んでいる場所、年齢など、自分を取り巻いている現状が理解できないのです。
■ トイレまでの通路は明るく歩きやすい環境に!
トイレ問題は寝室からトイレまでの通路と、トイレそのものに配慮する必要があります。
深夜に目覚めた高齢者は、トイレに行こうと廊下に出ますが、廊下の照明スイッチが遠いと暗い中を歩くことになります。