「成長別」子育てしやすい間取りをママさん一級建築士が提案・後編
補修・修繕のための修繕積立金は、計画的に積み立てられているはずですが、滞納者や災害など、想定外の臨時徴収をされることがあります。
教育費もかかる時期ですが、住宅も修繕時期にかかるということを念頭に、子どもが幼いうちから「住宅準備金」などの積立を行っておくと、ゆくゆく困りません。
■ 3.「マンション購入してから20年後~30年後」
左の間取りは、マンション購入から21年後、子どもたち二人が大学生~社会人の時期です。
この時期になると、子どもたちのどちらかは家を出ている場合が多く、子ども部屋だった部屋が、フリースペースとして使えるようになります。
夫婦趣味のお部屋や書斎として、使っても良いですね。
この間取りでは長女が社会人になり家をでたため、LDKに面した和室をフリースペースとして使い、洋室2は、大学生である長男の部屋として使っています。
一方の右の間取りは、マンション購入から28年後、子どもたち二人が完全に独立し、夫婦二人だけの生活が始まった間取りです。
ご主人・奥様も定年を迎え、ゆっくりとした趣味を満喫する生活を送る方、または自宅で起業する方など、第二の人生を始める方も多いでしょう。