部屋の真ん中に箱! 驚きのスペース活用術【リライフプラス】
■ モルタル塗装の玄関から水まわりへ
玄関は床だけでなく壁にもモルタル塗装を施して、シンプルに仕上げました。給排水管の勾配を確保するために床が上がって段差ができたため、緩やかなスロープに。
ゆったりと広さを取ったので、ベビーカーを置いても余裕だそう。靴を置く棚は置くものによって高さを変えることができます。
水まわりスペースは使い勝手が悪かったため、少々位置を変更しました。
浴室の隣にあった洗濯機置き場は奥行きが深くドアを邪魔していたので、トイレ脇の給湯器があった場所に移動し、洗濯機横にはトイレを配置しました。
個室がほとんどなく建具が少ないO邸ですが、窓の障子はもちろん、寝室・トイレ・クローゼットと、ほとんどのドアは引き戸を採用。
省スペースにも一役買いつつ、開け放てば風を通せるというメリットも。
もともと洗濯機があった場所は洗面スペースとし、同じ奥行きの棚を設けました。
突き当たりのバスルームは、構造壁の都合で大きさを変更できずコンパクトですが、使い勝手は良好だそう。ドアを折り戸にして省スペースを実現しています。
寝室兼ロフトの「箱」を中心にした回遊性のある暮らしをするなかで、「休日にリビングの畳で昼寝をしていると、幸せだな~って感じるんです」