「マイソク」=物件資料はわざと曖昧につくられているって本当!?
と思うような魅力的な決まりやすい物件の情報になります。
一方でこのような作業は意外と面倒であるため、案内や追客、契約事務等に負われる営業にとって、店頭のマイソクのメンテナンスなどどうしても二の次三の次になってしまいます。
客が来店した時には募集が終わってしまっている、という背景にはこのような事情があります。
資料を作成した時には確かに存在しており、悪意をもって終わった物件ばかり並べているのではないことは、かつて業界にいた筆者からも言わせていただきます。
■ 「マイソク」がわざと曖昧に作られている理由
店頭のマイソクの目的は、あくまでお客様を店内に呼び込むことにあります。
そうすればご縁もでき、それによって様々な他物件を紹介することもできるのです。
店頭の資料を見て「ああ分かった」と帰られてしまわないよう、どこかぼかして貼り出すのが常です。
勝手に現地に行かれないよう住所の枝番を外すというのは大原則で、店頭の資料だけでは物件を特定されないよう様々な工夫をします。
物件の全貌を知るのは店内のカウンターにおいてであり、現地へ行くのは営業の案内でなければならないのです。
お客様からの問い合わせに対して、物件前で待ち合わせをするという営業スタイルの会社(筆者も所属していた)