2018年11月26日 17:50
車椅子での外出がラクになる「玄関まわり」の改善法とは?
勾配1/12(120cm行って10cm上がる)とすれば、30cm上るためには360cmのスロープが必要になります。
玄関から道路まで360cmのスロープを確保するのが難しい場合、スロープを住宅の壁面に沿うようにつくったり、「ワイドステップ」にしたりすると解決できることがあります。
ワイドステップとは、10cm以下の段差を2、3個つけることで、一つひとつのステップ(階段でいうと足で踏む部分)が短くできる、省スペース型のスロープのことです。
30cmの段差の場合でも、2つ段差をつけると1ステップは90cmほどの長さで済み、全長180cmのスロープにすることが可能です。
■ 「段差解消機」や「階段昇降機」などの設備も活用できる
より手っ取り早く段差を解消するのが「段差解消機」という設備です。
ABC / PIXTA(ピクスタ)
仮に玄関ポーチが100cmの高さであっても、エレベーターのように車椅子に乗ったまま昇降できるので、スロープをつくる必要はなくなります。
また、屋外や室内で階段の上り下りのある住宅の場合、「階段昇降機」という製品もありますので、検討してみてはいかがでしょうか。