犬は柑橘系が苦手!「ペットアロマ」の効果的な使い方とは?
「人間が使っているアロマが犬や猫に良いとは限りません。犬や猫の香りの好みや希釈に注意すれば、ペットもアロマを安心して使うことができますよ」
このように話してくれたのは、ペットアロマを広めるための講演会や勉強会など幅広く展開されている、「愛犬のためのトータルケアサロン エヴァ」代表・中山恵美子さんです。
アロマテラピスト歴30年、愛犬の皮膚疾患をきっかけに20年ほど前からペットアロマに取り組み、オリジナルのペットアロマメソッドを確立された中山さんに、ペットも安心して使えるアロマについて伺いしました。
■ 人間が好む香りとペットが好む香りは違う
そもそもアロマテラピーは、香りの分子が体内に入ることによって心身のバランスを整えるのに役立つものです。
出典:愛犬のためのトータルケアサロンエヴァ
世の中には200万種類ほどのニオイ物質が存在していて、人間は1万種類を認知できるといわれています。
犬の場合は嗅覚が発達しているので、もっと多くの種類のニオイを認知し、効果も現れやすいと考えられます。
人間にとって良い香りであっても、犬も同じとは限りません。
日本人の中にはミントの香りや柑橘系を好む人が多いですが、犬は強い香りを好みませんし、柑橘系の香りも苦手なコが多いです。