6つの素材別!鍋、フライパンのお手入れ法を調理用品メーカーに聞きました
■ 6.銅…錆が発生したら毒性?
kuro3 / PIXTA(ピクスタ)
最後は、鉄やアルミよりも熱伝導が良い銅。まんべんなく火が通りやすいので、焦げつきやすいジャムや、焼き目を綺麗につけたいパンケーキ、玉子焼きなどにも最適。
しかし、塩や塩素に弱いため、黒く変色していきます。
また、長時間料理を入れておくと味や色が変化する場合があるので、調理後はすぐに別容器に移し替えるなど取り扱いに注意したい素材です。
使用後は、中性洗剤で洗い良くすすぎます。鉄やステンレスより柔らかい素材のため、金属たわしの使用や力任せに洗うのはNG。
また、水分を完全に取りのぞいて乾燥させることも忘れずに。
銅は空気中の水分や酸素でも変色してしまいますが、使い込んでいくほど自然に色が変化するのも銅の魅力の一つですよね。
また銅は頑丈なので、取っ手が破損したり、鍋に穴が開いたりしない限りは変わらずに使い続けることができます。
昔は銅の錆は毒性があると言われていましたが、現在は毒性がない事が認められています。
銅の錆「緑青(錆)」が発生した場合は、目の細かいサンドペーパー等でこすり取り除けば問題ありません。