確実に“出る”事故物件に住みたい!松原タニシさん【すまいの話、しませんか】no.9
知り合いが3人連続で事故に遭うなんて、偶然とは思えませんよね……」
そして、松原さんが部屋に置いている人形もいわくつきのものだとか。
こちらは“同居人”の人形・みゆきちゃん。
もともと所属する松竹芸能の養成所の小道具だったが、あまりの怖さに舞台で使うと客席から悲鳴が上がることもしばしばで、松原さんが引き取った。
市松人形の菊姫と、その胴体に入っていた生首の孔子。彼らも“同居人” だ。
■ 今後も事故物件に住み続ける松原さんの理想の家とは?
なぜ実害をこうむってまで、事故物件に住み続けるのだろうか。
「1軒目に1年間住んだあと、『あ、自分、死んでない』と思ったんです。
その後も事故物件でいろいろな目に遭いましたが、『命までは取られない』という安心感を得た。いろいろな事故物件に住んでみると、それぞれに個性があり、愛着も湧いてくる。
それで慣れてくると怖さよりも好奇心が上回って、別の事故物件を検証したくなった。
ネタのストックを増やすためもあるけど、フィールドワークみたいなものですね(笑)」
そんな松原さんの理想の家とは?
「普通は家にやすらぎを求めるのでしょうが、僕はとにかく何かが起きてほしいし、非日常を求めている(苦笑)。